旅館姥の湯(うばのゆ)
日帰りに超おすすめの宿です。
場所は鳴子温泉街を走る国道47号線沿いにあります。

高台にある鳴子温泉駅のすぐ下、土手の下にある立地の「姥の湯旅館」へは、〔徒歩の場合〕温泉街の奥の坂道を下り、線路を越えて行くことになります。
坂道の途中からは、広い敷地に湯治棟や宿泊棟などが見えてきて、姥の湯旅館の大きさに驚きました。
反対側の国道から車で入った時には分からなかったのですが、こうして見るとかなり大きな旅館だったのですね。

「姥の湯」(うばのゆ)は、文治元年(1185年)、源義経が奥州に難を逃れた際、
妻の北の方が亀若君出産の際に産湯に使ったと言われる温泉で、
共同浴場「滝の湯」と並ぶ歴史ある温泉です。
共同浴場「滝の湯」はこちらをご覧ください
http://www.meitouhitou.site/article/441820422.html
「姥の湯」は4本の源泉を持ち、
全てかけ流し100%で泉質の異なるお風呂を楽しめる宿です。
まずは硫黄泉の浴場へ向かってみると、これがいい感じなんです。
「こけしの湯」は硫黄泉で、「姥の湯」で一番人気のお風呂だそうです。

乳白色で青みがかった硫黄泉がなみなみと注がれ、溢れたお湯は床をつたい、湯ノ花となって床面が真っ白になっていました。
狭い室内には硫黄の匂いがたちこめています。
湯舟につかると、ちょうど良い温度で、すばらしい濃い硫黄泉です。
肌触りはツルツルします。
小さな湯船は、湯量も丁度よく最高です。
次に単純泉の浴場へ向かうと、扇型の湯船に、ほど良い湯量で掛け流されているお風呂でした。
浸かってみると、うすい笹色に濁った、ちょっと鉄っぽい香りのする、スベスベする肌触りのお湯でした。

続いて混浴露天風呂の「啼子の湯」(なきこのゆ)へ。
露天風呂には午後3時まで混浴の表示。
「啼子の湯」は、源義経の息子、亀若が産湯に浸かる際に鳴き声を上げたことに由来しており、
「啼子」が転じて「鳴子」という地名になったそうです。

もう一つは宿泊者専用の「義経の湯」です。
芒硝泉は透明なお湯で、茶色と黒のカス状の湯ノ花が底に大量にたまり、入るとそれが舞い上がり体にまとわり付きます。

お湯は無色透明、湯温は38度くらいで、宿で一番のぬる湯だそうです。
その1:単純温泉 低張性中性高温泉 源泉:姥の湯〔芒硝泉〕 44.2℃ pH6.6
その2:含硫黄・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 源泉:姥の湯 硫黄泉 63.5℃ pH7.1 硫化水素 2.1
その3:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 源泉:芒硝泉 60.0℃ pH7.6
その4:ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉 源泉:旧姥の湯 54.2℃ pH6.2
「亀若の湯」(単純泉、旧ー芒硝泉)男女別内湯各1
「こけしの湯」(硫黄泉)男女別内湯各1
「啼子の湯」(ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉)混浴露天風呂1
「義経の湯」(ナトリウム・カルシウム-硫酸塩炭酸塩・炭酸水素塩泉)貸切風呂(宿泊者専用)
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